コロナ禍で「ぱん屋」を開業

ベーカリー・ジャム

藤森 保幸さん
富士見町商工会

 2021年7月21日、私たちは富士見町に「ベーカリー・ジャム」をオープンしました。前業態の飲食店が新型コロナウイルス感染症の拡大と共に、ダメージを受け始めた頃でした。テイクアウト需要のある「ベーカリー」であれば、コロナ禍での開業も飲食店に比べるとリスクは低いのではないか?と言う考えのもと、私生活でも子供たちの独立を機に業態をベーカリーへ変更し再スタートを切る事にしました。しかし、その考えは甘く通用するはずも無く、新型コロナウイルス感染症は更に拡大し、また売上も伸びない日々が続きました。


 開業にあたり当初は天然酵母を使用した、ハード系のパンを中心に、自分達の焼きたいパンを提供する事だけを考えていましたが、どうしたらお客様に来店していただける店になるのか。土地柄や年齢、客層のどこにターゲットを置くか。誰に受け入れていただける店にするかを考え直しました。その結果が作り手側のこだわりを押し付けるのではなく、地元の小さなお子様からご年配の方まで安心して、毎日普通に召し上がっていただける「ふかふか生地」の優しいパンでした。その分、小麦粉は国産小麦をはじめ、出来るだけ無添加の良い原材料を選び、安全安心のふかふかパンにこだわりを持ってパンを焼いています。

たくさんのパンが並ぶショーケース


 つぎに、元々地元民でない私たちは、地域の方々との繋がりが薄く、何か出来る事がないかと考えました。そして、地元のお寿司屋「sushi&BistroDining京平」さんに「厚焼き玉子のサンドイッチ」を作りたいと相談したところ、快く受け入れてくださり、何度も試作を重ね「厚焼き玉子サンド」コラボパンが完成しました。また、富士見まちづくりラボのイベントでお会いした、スパイスカレーCafé Dan Danさんにコラボカレーパンを作ろうと声を掛けていただき特製キーマカレーの「コラボカレーパン」も完成する事が出来ました。この二つの商品は、地域のイベント(富士見の日、OKKOH祭り)や店の周年祭などの特別な日に販売して、お店の宣伝の他、地域商店にも興味を持っていただいております。

 開業からたくさんのお客様に支えられて、色々な方々と関わりながらここまで来る事が出来ました。商工会の職員の方々にも、自分だけで考えていても前に進めない時に、親身になって一緒に考えていただきました。

 また、長野県のよろず支援も何度も利用させていただき経営、商品開発、上席支援でのSNS対策など様々な分野の専門家の方々に相談に乗っていただきました。
 今年でオープンから5周年を迎えますが、これからも地域に根差した「富士見町のぱん屋ベーカリー・ジャム」を目指して美味しいパンを焼き続けたいと思います。
 文末になりますが、富士見町商工会の事務局長をはじめ職員の皆様には厚く御礼申し上げます。
 これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

インスタグラムQRコード

ベーカリー・ジャム

住所/諏訪郡富士見町落合10038-3
TEL/0266-78-8816
URL/https://www.instagram.com/bakery_jam_fjm/
営業時間/10:00~17:00 売切れにて閉店
定 休 日/月曜日 木曜日

「この人に注目」をシリーズで毎号掲載しています。商工会地域内で頑張っておられる方をご紹介ください。

↑