支援テーマ
【No.84】工場(組立ライン)の現状診断
支援者
商工連 | 上席専門経営支援員 上嶋 健紀 |
商工会 | 南箕輪商工会 主任経営支援員 田代 洋次 |
企業概要
事業所名 | 株式会社ジェルモ |
代表者(相談者)氏名 | 木下 浩 |
所在地 | 上伊那郡南箕輪村8306-1470 |
業種 | 製造業 |
事業内容 | 集積回路製造業 |
従業員数 | 48名 |
創業(設立年月) | 1985年11月 |
支援の内容
■企業の現状・課題及び支援の経緯
・製造業支援推進に伴い南箕輪商工会から支援先として紹介頂いた。
・基板半田印刷、半田印刷チェッカー、チップマウント、リフロー半田炉の量産自動ラインがある春近工場を診断し、改善点指摘の依頼であった。
■支援内容
ライン稼働率向上の為、指標の導入・管理手順を次のステップで説明した。
① 指標の設備総合効率の説明。②指標はタクトタイムと良品数、操業時間から把握。③日々の指標値から特異日を検出。④特異日翌朝に原因を聴取。⑤原因蓄積データから対策実践。
■支援結果及び今後の展開等
タクトタイムのデータベース作成後、原因蓄積に3ヵ月以上は要する。異常の検出、対策の実践と段取改善の展開はラインの生産能力向上と新機種立上期間短縮の効果を生む。
参考として段取改善5つの定石とリール部品のWチェック効率化、他の資料を提供した。
<設備総合効率>
<段取改善5つの定石>
支援を受けた企業(事業者)の声
指導は大変参考になった。
「段取改善5つの定石」「チップマウンターのリール部品カセットのWチェック効率化」の資料は効率改善や稼働率向上を検討する上で参考にして行きたい。
上席専門経営支援員による所感・メッセージ
設備総合効率の設定・管理により高機能自動ラインの生産能力向上が期待できると共に、設備総合効率指標の向上活動が単なる生産能力向上にも増して重要な人材育成に貢献する事を意識して活動して欲しい。