支援テーマ
支援者
商工連 | 上席専門経営支援員 百瀬 正敏 |
商工会 | 木祖村商工会 主任経営支援員 山口 一幸 |
企業概要
事業所名 | 有限会社まると食品 |
代表者(相談者)氏名 | 古畑 育生 |
所在地 | 木曽郡木祖村菅524 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | 焼肉店 |
従業員数 | 5名 |
創業(設立年月) | 平成11年2月 |
支援の内容
■企業の現状・課題及び支援の経緯
事業者「焼肉権兵衛」は国道19号線沿いにあり、銘撰木曽牛がおすすめの人気店である。座敷・テーブル・カウンター合わせて100席あり、ランチと夜の部を営業している。
これまでに、メニューが多く従業員が覚えるまでに時間がかかっていた為、ハンディーターミナルを導入して受注業務の改善を図ってきた。しかし、コロナ明けで客数が増える中、繁忙時の人員確保が難しく新たなシステムの導入による人手不足解消が喫緊の課題であった。
■支援内容
1. テーブルオーダーシステムの提案
複数のシステムを紹介した上で、既存システム(POSレジ、キャッシュレス決済)と
連携する最適なシステムを選んでいただいた。
2. IT導入補助金の提案
喫緊の課題であったため、採択率が高く、補助対象が広い(ソフトウエア、ハードウエア、クラウド利用料2年分)ことから、同補助金を活用いただいた。
■支援結果及び今後の展開等
テーブルオーダー端末を24台導入
・従業員を増やさず繁忙時の対応ができた。
・システム導入に合わせ、お冷・おしぼりをセルフサービスにすることで、従業員の導線を大幅に減らすことができ、負担が減ったことでモチベーションアップにも繋がった。
・従業員教育が楽になったので、今後は短期のアルバイト雇用も可能になる。
・お客さまの待ち時間や苦情が削減された。
・オーダー端末に来店促進策の情報発信ができた。
<店舗の外観>
<導入したタブレット>
<来店促進策を発信(誕生日特典や消防団員特典)>
<厨房では注文をキッチンプリンタとモニターで受信>
支援を受けた企業(事業者)の声
今回のシステム導入により、お客様の利便性の向上、スタッフの業務改善、持続可能な業務体制の構築に繋げていきたいと考えております。引き続きお客様にご満足頂けるサービスを提供できるよう、全力で努めてまいります。
上席専門経営支援員による所感・メッセージ
多くの飲食店が、人手不足や売上について悩んでいらっしゃいます。
セルフオーダーシステムはその解決策の一つで、業務の効率化や省力化とともに、オーダーミスの削減やインバウンド対応といった顧客満足度の向上と、従業員の満足度向上に繋がると思います。