中小企業の新たな事業活動

地元に根差し、柔軟な対応で
ひとりひとりの希望に沿う。
村内唯一のメガネ屋、
補聴器を通じた新たな挑戦。

有限会社イチモト 松川村商工会

〒399-8501 長野県北安曇郡松川村5728-408
TEL&FAX:0261-62-7343

地区集会場での健康講和の様子 左: 孫 右:代表

 有限会社イチモトは、現代表である私が車での行商から営業を始め、今年で創業45周年を迎える眼鏡、補聴器、時計、宝飾品、学校指定衣料の販売店です。2012年以降は駐車場を備えた店舗を構え、妻と娘、孫の四人で営業をしています。
お客様は、お話し好きの方や、とことん農作業に励む働き者の方など様々ですが、当店では、地域に根差した細やかで柔軟な対応を心掛け、お客様の要望に沿えるよう努めてきました。大手量販店のように「安く・大量に・早い」を追求した経営はできませんが、松川村唯一の時計・眼鏡・補聴器取扱店として、経験により積み重ねた技術で、ひとりひとりの要望に柔軟に応えることを大切にしてきました。

 2025年は、当店にとって新しい挑戦の年であり、松川村に社会貢献できる機会にも恵まれました。松川村商工会の主任経営支援員の方の取次で、保健センターと連携し、村内各地区を巡回し、保健師の方々と健康講話を実施しています。主に耳の話題について30分程度の話を行ない、住民の方々の視力や聴力の測定をすることを通じ、目や耳の健康について理解や関心を高めてもらう狙いです。孫は、主に聴力測定を担当し、限られた時間内で、できるだけ多くの住民の方の聴力を測定しており、医者のような検査・診断行為はできませんが、体験者の方々から、「今の耳の聞こえ具合が把握できて良かった。」「この際にお医者さん行ってみようかしら。」という反応も多くいただきました。

聴力測定の様子

 皆さんの中には、聴力という言葉に対して、補聴器のワードを思い浮かべる方も多いかもしれません。補聴器の目的は、個々人の聴力に適い、残存聴力を最大限引き出して、生活の質を向上させることであり、定期的なアフターフォローが必要になる上、確かな相談依頼先も必要不可欠です。補聴器は、買って終わりではありません。当店では、定期的なメンテナンスの重要性や、補聴器の効果的な装用方法も説明するように努めております。
 当店の今日の課題は、補聴器事業の充実です。私たちは、眼鏡作製技能士1級の娘を含め、「認定補聴器専門店」の資格を満たせるように日々勉強に励むとともに、必要な設備投資を行なっています。商工会の方々には、資金の調達や経営改善について、定期的な相談をし、ひとりではできない分野に関しての助言を頂いており、大変ありがたいと感じております。補聴器関連の設備を整え、認定補聴器専門店の称号を得るまでは、一朝一夕とはいきませんが、今後も継続的に商工会の方々と連携をし、地元により貢献できる店舗として、お客様と向き合っていきたいと願います。

(商工連ながの 2026.1 Vol.403 掲載)
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