中小企業の新たな事業活動
美味しい地元野菜で
とびきりの笑顔に繋げたい

フルーツもりもりサンド苺(紅ほっぺ)

信州伝統野菜 志げ子なすサンド
豊丘村の道の駅にあるサンドイッチ専門店「手づくりサンドイッチのサンデイサンド」です。2023年4月に現在の店舗を構え、3年目を迎えました。サンドイッチ販売は2015年、パン店勤務と並行して副業としてスタート。当初は厨房のみを構え、お世話になっていた店舗の定休日に場所を借りて営業していました。その後、商工会の支援を受け、喬木村の「いちご狩り案内所」農村研修交流センターでの定期出店が実現。その後、複数個所での定期出店や予約配達などが増え、2020年には本業へと転じました。
特産の「いちごのフルーツサンド」をメニューに加えたことで地元客に加えて来村した観光客の方からも好評をいただき、新聞やニュース番組にも取り上げられました。創業のきっかけは、地元食材や農家さんの魅力を多くの人に伝えたいという思い。信州伝統野菜「志げ子なす」や遊休農地で栽培された地元小麦などを使ったメニューも開発し、仲間との活動を通して「地元の美味しい力」にますます惹かれるようになりました。
出店依頼も増え、お客様が会場を探して来てくださる形へと発展。しかし会場や日程の間違いも生じ、固定店舗の必要性を痛感していた折、道の駅での出店募集を知り、「サンデイサンド」の思いと重なると感じ応募。現在では南信州・信州産食材をより新鮮に使い、リアルタイムで仕入れや食材情報をお客様にお伝えしながら販売しています。さらに地元の個人店や農家さんを招いたコラボ企画やイベントも開催し、県内外のお客様に楽しんでいただいています。
(商工連ながの 2025.11 Vol.402 掲載)