産業全体の景気概要

長野県商工会地域の10〜12月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業▲24.4%、建設業▲3.3%、小売業▲34.6%、サービス業13.9%で、対7〜9月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業▲11.1ポイント、建設業21.7ポイント、小売業▲32.9ポイント、サービス業▲22.4ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採算」のDIは、製造業▲29.2%、建設業▲12.9%、小売業▲38.4%、サービス業▲25.3%で、前期比でみると、製造業7.2ポイント、建設業20.4ポイント、小売業▲1.1ポイント、サービス業▲8.2ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業況」のDIは、製造業▲24.4%、建設業6.5%、小売業▲36.5%、サービス業▲15.4%で、前期比でみると、製造業▲8.9ポイント、建設業9.3ポイント、小売業▲0.9ポイント、サービス業▲20.0ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業▲24.4%、建設業▲3.2%、小売業▲25.0%、サービス業▲11.6%で、前期比でみると、製造業1.2ポイント、建設業11.0ポイント、小売業▲9.5ポイント、サービス業▲6.0ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、売上では、製造業▲26.8%、建設業▲3.2%、小売業▲26.9%、サービス業5.0%となっている。

「設備投資」の10〜12月期の実施状況は、前期比でみると、製造業▲5.4ポイント、建設業▲7.4ポイント、小売業▲4.0ポイント、サービス業9.9ポイントとなった。

また、来期(1〜3月期)の設備投資の計画割合は、対10〜12月期での計画割合と比較して、製造業▲4.9ポイント、建設業7.3ポイント、小売業▲5.9ポイント、サービス業▲3.5ポイントとなっている。