産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の4〜6月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業▲31.8%、建設業▲5.9%、小売業▲15.5%、サービス業3.6%で、対1〜3月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業▲20.7ポイント、建設業▲8.9ポイント、小売業12.6ポイント、サービス業2.4ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採算」のDIは、製造業▲34.1%、建設業▲23.6%、小売業▲32.8%、サービス業▲22.6%で、前期比でみると、製造業▲14.1ポイント、建設業▲5.9ポイント、小売業11.1ポイント、サービス業▲2.1ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業況」のDIは、製造業▲40.9%、建設業▲11.8%、小売業▲27.6%、サービス業▲11.8%で、前期比でみると、製造業▲20.4ポイント、建設業▲3.0ポイント、小売業5.7ポイント、サービス業▲4.7ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業▲22.7%、建設業6.0%、小売業▲17.3%、サービス業▲3.6%で、前期比でみると、製造業▲7.1ポイント、建設業9.0ポイント、小売業9.0ポイント、サービス業8.5ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、売上では、製造業▲22.7%、建設業▲14.8%、小売業▲37.9%、サービス業7.1%となっている。

「設備投資」の4〜6月期の実施状況は、前期比でみると、製造業2.5ポイント、建設業0.0ポイント、小売業▲5.4ポイント、サービス業3.3ポイントとなった。

また、来期(7〜9月期)の設備投資の計画割合は、対4〜6月期での計画割合と比較して、製造業2.6ポイント、建設業2.9ポイント、小売業8.5ポイント、サービス業3.4ポイントとなっている。