産業全体の景気概要

長野県商工会地域の1〜3月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業▲11.1%、建設業3.0%、小売業▲28.1%、サービス業1.2%で、対10〜12月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業13.3ポイント、建設業6.3ポイント、小売業6.5ポイント、サービス業▲12.7ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採算」のDIは、製造業▲20.0%、建設業▲17.7%、小売業▲43.9%、サービス業▲20.5%で、前期比でみると、製造業9.2ポイント、建設業▲4.8ポイント、小売業▲5.5ポイント、サービス業4.8ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業況」のDIは、製造業▲20.5%、建設業▲8.8%、小売業▲33.3%、サービス業▲7.1%で、前期比でみると、製造業3.9ポイント、建設業▲15.3ポイント、小売業3.2ポイント、サービス業8.3ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業▲15.6%、建設業▲3.0%、小売業▲26.3%、サービス業▲12.1%で、前期比でみると、製造業8.8ポイント、建設業0.2ポイント、小売業▲1.3ポイント、サービス業▲0.5ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、売上では、製造業▲8.9%、建設業▲11.8%、小売業▲35.1%、サービス業3.6%となっている。

「設備投資」の1〜3月期の実施状況は、前期比でみると、製造業▲5.7ポイント、建設業11.1ポイント、小売業▲0.8ポイント、サービス業▲3.5ポイントとなった。

また、来期(4〜6月期)の設備投資の計画割合は、対1〜3月期での計画割合と比較して、製造業▲3.9ポイント、建設業1.8ポイント、小売業▲0.7ポイント、サービス業0.6ポイントとなっている。