産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の10〜12月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業▲25.0%、建設業▲18.1%、小売業▲18.0%、サービス業2.3%で、対7〜9月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業▲22.8ポイント、建設業▲24.0ポイント、小売業6.5ポイント、サービス業▲7.6ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採算」のDIは、製造業▲27.3%、建設業▲24.2%、小売業▲39.3%、サービス業▲41.0%で、前期比でみると、製造業1.0ポイント、建設業▲9.5ポイント、小売業▲4.9ポイント、サービス業▲4.7ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業況」のDIは、製造業▲18.2%、建設業▲3.1%、小売業▲33.3%、サービス業▲15.9%で、前期比でみると、製造業▲7.3ポイント、建設業▲9.0ポイント、小売業6.0ポイント、サービス業▲7.1ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業▲4.6%、建設業▲12.5%、小売業▲21.3%、サービス業▲7.9%で、前期比でみると、製造業1.9ポイント、建設業▲18.4ポイント、小売業5.0ポイント、サービス業2.0ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、売上では、製造業▲18.2%、建設業▲6.1%、小売業▲27.9%、サービス業6.7%となっている。

「設備投資」の10〜12月期の実施状況は、前期比でみると、製造業▲6.0ポイント、建設業▲5.3ポイント、小売業8.2ポイント、サービス業0.3ポイントとなった。

また、来期(1〜3月期)の設備投資の計画割合は、対10〜12月期での計画割合と比較して、製造業▲3.7ポイント、建設業▲5.4ポイント、小売業▲3.3ポイント、サービス業0.4ポイントとなっている。