産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の4〜6月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業▲45.3%、建設業0.1%、小売業▲74.7%、サービス業▲84.5%で、対1〜3月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業▲2.8ポイント、建設業▲12.9ポイント、小売業▲17.4ポイント、サービス業▲21.2ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採算」のDIは、製造業▲62.0%、建設業▲6.0%、小売業▲65.0%、サービス業▲77.8%で、前期比でみると、製造業▲17.0ポイント、建設業▲9.2ポイント、小売業▲6.0ポイント、サービス業▲18.0ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業況」のDIは、製造業▲57.1%、建設業3.1%、小売業▲65.0%、サービス業▲84.2%で、前期比でみると、製造業▲7.1ポイント、建設業▲3.3ポイント、小売業▲10.9ポイント、サービス業▲25.5ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業▲38.1%、建設業0.0%、小売業▲44.4%、サービス業▲68.3%で、前期比でみると、製造業▲10.6ポイント、建設業▲12.9ポイント、小売業▲11.6ポイント、サービス業▲31.4ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、売上では、製造業▲64.3%、建設業▲36.4%、小売業▲69.9%、サービス業▲83.4%となっている。

「設備投資」の4〜6月期の実施状況は、前期比でみると、製造業1.8ポイント、建設業▲4.6ポイント、小売業1.1ポイント、サービス業▲0.5ポイントとなった。

また、来期(7〜9月期)の設備投資の計画割合は、対4〜6月期での計画割合と比較して、製造業13.6ポイント、建設業▲4.0ポイント、小売業10.8ポイント、サービス業▲4.0ポイントとなっている。