産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の4〜6月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業2.2%、建設業▲26.6%、小売業▲29.7%、サービス業▲18.7%で、対1〜3月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業15.0ポイント、建設業11.6ポイント、小売業▲7.0ポイント、サービス業6.9ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採算」のDIは、製造業▲6.4%、建設業▲26.5%、小売業▲25.0%、サービス業▲24.2%で、前期比でみると、製造業2.3ポイント、建設業2.9ポイント、小売業▲0.8ポイント、サービス業2.4ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業況」のDIは、製造業8.5%、建設業▲26.5%、小売業▲26.5%、サービス業▲17.6%で、前期比でみると、製造業17.0ポイント、建設業2.1ポイント、小売業▲0.7ポイント、サービス業4.6ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業0.0%、建設業▲6.1%、小売業▲14.1%、サービス業▲9.0%で、前期比でみると、製造業0.0ポイント、建設業5.3ポイント、小売業▲6.5ポイント、サービス業4.6ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、売上では、製造業0.0%、建設業▲20.6%、小売業▲17.2%、サービス業▲13.2%となっている。

「設備投資」の4〜6月期の実施状況は、前期比でみると、製造業6.4ポイント、建設業9.2ポイント、小売業6.5ポイント、サービス業5.4ポイントとなった。

また、来期(7〜9月期)の設備投資の計画割合は、対4〜6月期での計画割合と比較して、製造業0.0ポイント、建設業0.6ポイント、小売業▲5.8ポイント、サービス業▲2.4ポイントとなっている。