産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の1〜3月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」製造業▲12.8%、建設業▲38.2%、小売業▲22.7%、サービス業▲25.6%で、対10〜12月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業26.4ポイント、建設業3.0ポイント、小売業1.5ポイント、サービス業11.4ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採算」のDIは、製造業▲8.7%、建設業▲29.4%、小売業▲24.2%、サービス業▲26.6%で、前期比でみると、製造業16.8ポイント、建設業▲11.7ポイント、小売業▲6.0ポイント、サービス業2.8ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業況」のDIは、製造業▲8.5%、建設業▲28.6%、小売業▲25.8%、サービス業▲22.2%で、前期比でみると、製造業31.9ポイント、建設業▲5.1ポイント、小売業▲11.8ポイント、サービス業6.1ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業0.0%、建設業▲11.4%、小売業▲7.6%、サービス業▲13.6%で、前期比でみると、製造業23.4ポイント、建設業0.3ポイント、小売業1.6ポイント、サービス業8.9ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、売上では、製造業▲6.4%、建設業▲29.4%、小売業▲21.2%、サービス業▲18.9%となっている。

「設備投資」の1〜3月期の実施状況は、前期比でみると、製造業▲12.7ポイント、建設業2.5ポイント、小売業▲10.6ポイント、サービス業▲7.4ポイントとなった。

また、来期(4〜6月期)の設備投資の計画割合は、対1〜3月期での計画割合と比較して、製造業0.0ポイント、建設業5.3ポイント、小売業7.6ポイント、サービス業1.5ポイントとなっている。