産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の4〜6月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲19.1 %、建設業 ▲20.0 %、小売業 ▲7.6 %、サービス業 ▲31.8 %で、対1〜3月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 5.3ポイント、建設業 20.1ポイント、小売業 25.3ポイント、サービス業 ▲15.2ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲12.8 %、建設業 ▲8.6 %、小売業 ▲10.6 %、サービス業 ▲19.8 %で、前期比でみると、製造業 23.8ポイント、建設業 22.8ポイント、小売業 23.7ポイント、サービス業 2.1ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲2.1 %、建設業 ▲14.7 %、小売業 ▲12.1 %、サービス業 ▲11.9 %で、前期比でみると、製造業 14.9ポイント、建設業 2.5ポイント、小売業 24.2ポイント、サービス業 5.8ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲12.8 %、建設業 ▲14.3 %、小売業 ▲16.9 %、サービス業 ▲13.2 %で、前期比でみると、製造業 4.3ポイント、建設業 ▲5.7ポイント、小売業 9.6ポイント、サービス業 ▲0.7ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、売上では、製造業 ▲12.8 %、建設業 ▲14.2 %、小売業 ▲10.6 %、サービス業 ▲21.7 %となっている。

「設備投資」の4〜6月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 0.8ポイント、建設業 0.0ポイント、小売業 0.1ポイント、サービス業 5.8ポイントとなった。

また、来期(7〜9月期)の設備投資の計画割合は、対4〜6月期での計画割合と比較して、製造業 ▲2.9ポイント、建設業 5.7ポイント、小売業 4.6ポイント、サービス業 7.2ポイントとなっている。