産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の7〜9月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲30.0 %、建設業 ▲14.3 %、小売業 ▲27.2 %、サービス業 ▲8.3 %で、対4〜6月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲13.3ポイント、建設業 ▲20.1ポイント、小売業 ▲10.8ポイント、サービス業 9.4ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲32.5 %、建設業 ▲25.7 %、小売業 ▲36.4 %、サービス業 ▲15.6%で、前期比でみると、製造業 ▲13.5ポイント、建設業 ▲11.4ポイント、小売業▲8.1ポイント、サービス業 12.6ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲33.3 %、建設業 ▲14.2 %、小売業 ▲33.3 %、サービス業 ▲11.5 %で、前期比でみると、製造業 ▲16.6ポイント、建設業 ▲8.5ポイント、小売業▲6.1ポイント、サービス業 4.3ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲18.0 %、建設業 ▲2.8 %、小売業 ▲13.8 %、サービス業 ▲11.4 %で、前期比でみると、製造業 ▲18.0ポイント、建設業 2.9ポイント、小売業 5.6ポイント、サービス業 0.2ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、売上では、製造業 ▲27.5 %、建設業 ▲17.1 %、小売業 ▲39.4 %、サービス業 ▲21.1 %となっている。

「設備投資」の7〜9月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 8.2ポイント、建設業 2.9ポイント、小売業 1.8ポイント、サービス業 1.0ポイントとなった。

また、来期(10〜12月期)の設備投資の計画割合は、対7〜9月期での計画割合と比較して、製造業 ▲8.9ポイント、建設業 5.7ポイント、小売業 0.2ポイント、サービス業 ▲2.2ポイントとなっている。