産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の10〜12月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 9.3 %、建設業 ▲5.7 %、小売業 ▲30.2 %、サービス業▲31.6 %で、対7〜9月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲4.6ポイント、建設業 ▲8.6ポイント、小売業 13.6ポイント、サービス業 ▲1.5ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲14.0 %、建設業 ▲22.9 %、小売業 ▲31.8 %、サービス業 ▲36.9%で、前期比でみると、製造業 2.2ポイント、建設業 5.6ポイント、小売業 16.6ポイント、サービス業 ▲0.4ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 0.0 %、建設業 ▲11.4 %、小売業 ▲28.8 %、サービス業 ▲28.4 %で、前期比でみると、製造業 2.3ポイント、建設業 5.8ポイント、小売業 12.1ポイント、サービス業 3.9ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲4.7 %、建設業 0.0 %、小売業 ▲27.7 %、サービス業 ▲31.9 %で、前期比でみると、製造業 ▲0.1ポイント、建設業 ▲2.8ポイント、小売業 ▲1.6ポイント、サービス業 ▲8.8ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、売上では、製造業 ▲4.6 %、建設業 ▲22.9 %、小売業 ▲42.3 %、サービス業 ▲35.8 %となっている。

「設備投資」の10〜12月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 7.0ポイント、建設業 0.0ポイント、小売業 7.6ポイント、サービス業 ▲6.1ポイントとなった。
また、来期(1〜3月期)の設備投資の計画割合は、対10〜12月期での計画割合と比較して、製造業 ▲7.0ポイント、建設業 0.0ポイント、小売業 ▲6.1ポイント、サービス業 5.3ポイントとなっている。