産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の4〜6月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 16.3 %、建設業 ▲17.2 %、小売業 ▲33.4 %、サービス業 ▲23.9 %で、対1〜3月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲1.2ポイント、建設業 ▲34.4ポイント、小売業 17.5ポイント、サービス業 11.2ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲13.9 %、建設業 ▲20.0 %、小売業 ▲33.4 %、サービス 業 ▲32.3%で、前期比でみると、製造業 8.6ポイント、建設業 ▲5.7ポイント、小売業 ▲5.1ポイント、サービス業 6.0ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲4.7 %、建設業 ▲5.7 %、小売業 ▲36.4 %、サービス業 ▲29.2 %で、前期比でみると、製造業 10.3ポイント、建設業 ▲14.3ポイント、小売業 ▲1.4ポイント、サービス業 7.0ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 0.0 %、建設業 0.0 %、小売業 ▲23.4 %、サービス業 ▲20.0 %で、前期比でみると、製造業 5.1ポイント、建設業 ▲14.3ポイント、小売業 0.0ポイント、サービス業 5.0ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、売上では、製造業 ▲20.9 %、建設業 ▲17.1 %、小売業 ▲ 36.9 %、サービス業 ▲18.7 %となっている。

「設備投資」の4〜6月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲5.9ポイント、建設業 ▲2.9ポイント、小売業 ▲2.1ポイント、サービス業 ▲1.4ポイントとなった。
また、来期(7〜9月期)の設備投資の計画割合は、対4〜6月期での計画割合と比較し て、製造業 1.1ポイント、建設業 ▲5.7ポイント、小売業 5.5ポイント、サービス業 6.1ポイントとなっている。