産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の1〜3月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 17.5 %、建設業 17.2 %、小売業 ▲50.9 %、サービス業▲35.1 %で、対10〜12月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 39.0ポイント、建設業 ▲20.0ポイント、小売業 ▲22.1ポイント、サービス業 ▲14.4ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲22.5 %、建設業 ▲14.3 %、小売業 ▲28.3 %、サービス業 ▲38.3%で、前期比でみると、製造業 ▲1.0ポイント、建設業 ▲11.4ポイント、小売業 8.1ポイント、サービス業 ▲0.2ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲15.0 %、建設業 8.6 %、小売業 ▲35.0 %、サービス業 ▲36.2 %で、前期比でみると、製造業 6.5ポイント、建設業 ▲5.7ポイント、小売業 ▲0.1ポイント、サービス業 ▲10.4ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲5.1 %、建設業 14.3 %、小売業 ▲23.4 %、サービス業 ▲25.0 %で、前期比でみると、製造業 ▲0.1ポイント、建設業 11.5ポイント、小売業 ▲6.8ポイント、サービス業 ▲6.3ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、売上では、製造業 ▲17.5 %、建設業 ▲17.1 %、小売業 ▲50.8 %、サービス業 ▲34.1 %となっている。

「設備投資」の1〜3月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 0.8ポイント、建設業 8.6ポイント、小売業 5.1ポイント、サービス業 2.4ポイントとなった。
また、来期(4〜6月期)の設備投資の計画割合は、対1〜3月期での計画割合と比較して、製造業 0.8ポイント、建設業 5.7ポイント、小売業 ▲4.0ポイント、サービス業 ▲6.1ポイントとなっている。