産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の10〜12月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲57.8 %、建設業 ▲9.2 %、小売業 ▲33.8 %、サービス業 ▲34.8 %で、対7〜9月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲46.7 ポイント、建設業 ▲3.2 ポイント、小売業 ▲1.1 ポイント、サービス業 ▲14.8 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲44.5 %、建設業 ▲30.3 %、小売業 ▲36.9 %、サービス業 ▲42.0%で、前期比でみると、製造業 ▲26.7 ポイント、建設業 0.0 ポイント、小売業▲ 10.3 ポイント、サービス業 ▲16.0 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲46.6 %、建設業 ▲15.1 %、小売業 ▲34.4 %、サービス業 ▲32.6 %で、前期比でみると、製造業 ▲35.4 ポイント、建設業 6.1 ポイント、小売業 0.6 ポイント、サービス業 ▲11.8 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲29.6 %、建設業 ▲6.1 %、小売業 ▲21.8 %、サービス業 ▲27.3 %で、前期比でみると、製造業 ▲20.5 ポイント、建設業 9.0 ポイント、小売業 ▲2.8 ポイント、サービス業 ▲12.5 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、全般的に先行き不安を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲52.3 %、建設業 ▲6.1 %、小売業 ▲41.4 %、サービス業 ▲ 31.6 %となっている。

「設備投資」の10〜12月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 2.2 ポイント、建設業 ▲ 6.1 ポイント、小売業 ▲6.3 ポイント、サービス業 1.2 ポイントとなった。
また、来期(1〜3月期)の設備投資の計画割合は、対10〜12月期での計画割合と比較して、製造業 ▲4.4 ポイント、建設業 ▲9.1 ポイント、小売業 4.6 ポイント、サービス業 1.2 ポイントとなっている。