産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の7〜9月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲11.1 %、建設業 ▲6.0 %、小売業 ▲32.7 %、サービス業 ▲20.0 %で、対4〜6月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲20.1 ポイント、建設業 12.7 ポイント、小売業 1.1 ポイント、サービス業 5.7 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲17.8 %、建設業 ▲30.3 %、小売業 ▲26.6 %、サービス業 ▲26.0%で、前期比でみると、製造業 ▲11.0 ポイント、建設業 ▲8.5 ポイント、小売業11.9 ポイント、サービス業 5.1 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲11.2 %、建設業 ▲21.2 %、小売業 ▲35.0 %、サービス業 ▲20.8 %で、前期比でみると、製造業 ▲9.0 ポイント、建設業 ▲5.6 ポイント、小売業 ▲4.1 ポイント、サービス業 1.8 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲9.1 %、建設業 ▲15.1 %、小売業 ▲19.0 %、サービス業 ▲14.8 % で、前期比でみると、製造業 0.0 ポイント、建設業 ▲18.3 ポイント、小売業 7.5 ポイント、サービス業 ▲1.9 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、全般的に先行き不安を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲6.7 %、建設業 ▲12.1 %、小売業 ▲42.2 %、サービス業 ▲ 33.6 %となっている。

「設備投資」の7〜9月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 11.1 ポイント、建設業 5.8 ポイント、小売業 0.2 ポイント、サービス業 9.3 ポイントとなった。
また、 来期(10〜12月期)の設備投資の計画割合は、対7〜9月期での計画割合と比較して、製造業 4.4 ポイント、建設業 ▲0.4 ポイント、小売業 3.1 ポイント、サービス業 ▲3.4 ポイントとなっている。