産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の4〜6月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 9.0 %、建設業 ▲18.7 %、小売業 ▲33.8 %、サービス業▲25.7 %で、対1〜3月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 22.4 ポイント、建設業 ▲18.7 ポイント、小売業 2.1 ポイント、サービス業 ▲4.2 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲6.8 %、建設業 ▲21.8 %、小売業 ▲38.5 %、サービス業 ▲31.1%で、前期比でみると、製造業 4.4 ポイント、建設業 ▲7.5 ポイント、小売業 ▲2.6ポイント、サービス業 8.7 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲2.2 %、建設業 ▲15.6 %、小売業 ▲30.9 %、サービス業 ▲22.6 %で、前期比でみると、製造業 6.7 ポイント、建設業 ▲4.5 ポイント、小売業 9.7ポイント、サービス業 3.2 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲9.1 %、建設業 3.2 %、小売業 ▲26.5 %、サービス業 ▲12.9 % で、前期比でみると、製造業 9.5 ポイント、建設業 3.2 ポイント、小売業 ▲10.9 ポイント、サービス業 4.3 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、全般的に先行き不安を予想する企業が多い。
 売上では、製造業 ▲11.2 %、建設業 ▲21.9 %、小売業 ▲41.6 %、サービス業 ▲24.5 %となっている。

「設備投資」の4〜6月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲15.5 ポイント、建設業▲4.5 ポイント、小売業 1.4 ポイント、サービス業 ▲1.2 ポイントとなった。
また、 来期(7〜9月期)の設備投資の計画割合は、対4〜6月期での計画割合と比較して、製造業 ▲2.2 ポイント、建設業 1.4 ポイント、小売業 ▲3.1 ポイント、サービス業 ▲6.6 ポイントとなっている。