産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の1〜3月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲13.4 %、建設業 0.0 %、小売業 ▲35.9 %、サービス業▲21.5 %で、対10〜12月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 4.3 ポイント、建設業 19.5 ポイント、小売業 ▲2.6 ポイント、サービス業 15.5 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲11.2 %、建設業 ▲14.3 %、小売業 ▲35.9 %、サービス業 ▲39.8%で、前期比でみると、製造業 13.2 ポイント、建設業 24.6 ポイント、小売業 ▲0.9ポイント、サービス業 ▲8.3 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲8.9 %、建設業 ▲11.1 %、小売業 ▲40.6 %、サービス業 ▲25.8 %で、前期比でみると、製造業 15.6 ポイント、建設業 19.5 ポイント、小売業 ▲8.8 ポイント、サービス業 ▲0.8 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲18.6 %、建設業 0.0 %、小売業 ▲15.6 %、サービス業 ▲17.2 % で、前期比でみると、製造業 ▲9.3 ポイント、建設業 30.5 ポイント、小売業0.5 ポイント、サービス業 0.4 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、全般的に先行き不安を予想する企業が多い。
売上では、製造業 0.1 %、建設業 ▲14.8 %、小売業 ▲31.2 %、サービス業 ▲34.4 %となっている。

「設備投資」の1〜3月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 2.2 ポイント、建設業 8.3ポイント、小売業 3.0 ポイント、サービス業 ▲8.7 ポイントとなった。
また、 来期(4〜6月期)の設備投資の計画割合は、対1〜3月期での計画割合と比較して、製造業 4.4 ポイント、建設業 2.8 ポイント、小売業 ▲0.1 ポイント、サービス業 8.5 ポイントとなっている。