産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の10〜12月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲17.7 %、建設業 ▲19.5 %、小売業 ▲33.3 %、サ−ビス業 ▲37.0 %で、対7〜9月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲28.8ポイント、建設業 22.2 ポイント、小売業 ▲19.1 ポイント、サービス業 ▲26.5 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲24.4 %、建設業 ▲38.9 %、小売業 ▲35.0 %、サ−ビス業 ▲31.5%で、前期比でみると、製造業 ▲6.7 ポイント、建設業 2.8 ポイント、小売業 ▲14.3 ポイント、サービス業 ▲5.4 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲24.5 %、建設業 ▲30.6 %、小売業 ▲31.8 %、サ−ビス業 ▲25.0 %で、前期比でみると、製造業 ▲22.3 ポイント、建設業 11.0 ポイント、小売業 ▲8.0 ポイント、サービス業 ▲10.9 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲9.3 %、建設業 ▲30.5 %、小売業 ▲16.1 %、サ−ビス業 ▲17.6 % で、前期比でみると、製造業 4.7 ポイント、建設業 ▲11.1 ポイント、小売業▲3.2 ポイント、サービス業 ▲1.3 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、全般的に先行き不安を予想する企業が多い。売上では、製造業 ▲28.8 %、建設業 ▲25.0 %、小売業 ▲46.0 %、サービス業 ▲46.8 %となっている。

「設備投資」の10〜12月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲2.2 ポイント、建設業▲2.7 ポイント、小売業 ▲6.3 ポイント、サービス業 ▲2.9 ポイントとなった。
また、 来期(1〜3月期)の設備投資の計画割合は、対10〜12月期での計画割合と比較して、製造業 ▲8.8 ポイント、建設業 ▲2.8 ポイント、小売業 0.0 ポイント、サービス業 ▲1.9 ポイントとなっている。