産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の7〜9月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 11.1 %、建設業 ▲41.7 %、小売業 ▲14.2 %、サ−ビス業 ▲10.5 %で、対4〜6月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 35.6 ポイント、建設業 26.9 ポイント、小売業 25.8 ポイント、サービス業 44.4 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲17.7 %、建設業 ▲41.7 %、小売業 ▲20.7 %、サ−ビス業 ▲26.1 %で、前期比でみると、製造業 16.4 ポイント、建設業 13.9 ポイント、小売業 22.4 ポイント、サービス業 28.8 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲2.2 %、建設業 ▲41.6 %、小売業 ▲23.8 %、サ−ビス業 ▲14.1 %で、前期比でみると、製造業 33.4 ポイント、建設業 22.3 ポイント、小売業 18.5 ポイント、サービス業 39.3 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲14.0 %、建設業 ▲19.4 %、小売業 ▲12.9 %、サ−ビス業 ▲16.3 % で、前期比でみると、製造業 6.5 ポイント、建設業 16.7 ポイント、小売業 4.3 ポイント、サービス業 17.8 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、全般的に先行き不安を予想する企業が多い。
売上では、製造業 0.0 %、建設業 ▲27.8 %、小売業 ▲27.0 %、サービス業 ▲39.4 %となっている。

「設備投資」の7〜9月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 2.2 ポイント、建設業 0.0 ポイント、小売業 ▲2.7 ポイント、サービス業 7.1 ポイントとなった。
 また、 来期(10〜12月期)の設備投資の計画割合は、対7〜9月期での計画割合と比較して、製造業 8.8 ポイント、建設業 2.8 ポイント、小売業 ▲6.0 ポイント、サービス業 ▲1.5 ポイントとなっている。