産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の4〜6月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲24.5 %、建設業 ▲68.6 %、小売業 ▲40.0 %、サ−ビス業 ▲54.9 %で、対1〜3月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲65.4 ポイント、建設業 ▲35.3 ポイント、小売業 ▲8.2 ポイント、サービス業 ▲3.8 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲34.1 %、建設業 ▲55.6 %、小売業 ▲43.1 %、サ−ビス業 ▲54.9 %で、前期比でみると、製造業 ▲34.1 ポイント、建設業 ▲11.2 ポイント、小売業 ▲3.4 ポイント、サービス業 ▲11.5 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲35.6 %、建設業 ▲63.9 %、小売業 ▲42.3 %、サ−ビス業 ▲53.4 %で、前期比でみると、製造業 ▲51.5 ポイント、建設業 ▲32.5 ポイント、小売業 ▲13.7 ポイント、サービス業 ▲11.3 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲20.5 %、建設業 ▲36.1 %、小売業 ▲17.2 %、サ−ビス業 ▲34.1 % で、前期比でみると、製造業 ▲11.0 ポイント、建設業 ▲8.3 ポイント、小売業 ▲1.1 ポイント、サービス業 ▲11.8 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、全般的に先行き不安を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲35.6 %、建設業 ▲54.2 %、小売業 ▲41.6 %、サービス業 ▲49.4 %となっている。

「設備投資」の4〜6月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲5.1 ポイント、建設業 ▲11.1 ポイント、小売業 2.7 ポイント、サービス業 ▲0.5 ポイントとなった。
また、 来期(7〜9月期)の設備投資の計画割合は、対4〜6月期での計画割合と比較して、製造業 ▲17.0 ポイント、建設業 0.0 ポイント、小売業 ▲0.3 ポイント、サービス業 ▲3.8 ポイントとなっている。