産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の1〜3月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 40.9 %、建設業 ▲33.3 %、小売業 ▲31.8 %、サ−ビス業 ▲51.1 %で、対10〜12月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 6.8 ポイント、建設業 ▲16.1 ポイント、小売業 ▲2.3 ポイント、サービス業 ▲35.0 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 0.0 %、建設業 ▲44.4 %、小売業 ▲39.7 %、サ−ビス業 ▲43.4 %で、前期比でみると、製造業 0.0 ポイント、建設業 ▲24.4 ポイント、小売業 ▲8.6 ポイント、サービス業 ▲10.8 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 15.9 %、建設業 ▲31.4 %、小売業 ▲28.6 %、サ−ビス業 ▲42.1 %で、前期比でみると、製造業 4.5ポイント、建設業 ▲23.0 ポイント、小売業 9.1 ポイント、サービス業 ▲14.5 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲9.5 %、建設業 ▲44.4 %、小売業 ▲16.1 %、サ−ビス業 ▲22.3 % で、前期比でみると、製造業 ▲4.8 ポイント、建設業 ▲33.3 ポイント、小売業 3.9 ポイント、サービス業 ▲8.0 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、全般的に先行き不安を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲4.6 %、建設業 ▲36.1 %、小売業 ▲33.3 %、サービス業 ▲35.6 %となっている。

「設備投資」の1〜3月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 0.0 ポイント、建設業 0.0 ポイント、小売業 ▲3.7 ポイント、サービス業 ▲3.4 ポイントとなった。
また、 来期(4〜6月期)の設備投資の計画割合は、対1〜3月期での計画割合と比較して、製造業 16.7 ポイント、建設業 ▲2.8 ポイント、小売業 1.3 ポイント、サービス業 6.5 ポイントとなっている。