産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の10〜12月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 34.1 %、建設業 ▲17.2 %、小売業 ▲29.5 %、サ−ビス業 ▲16.1 %で、対7〜9月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲4.4 ポイント、建設業 18.9 ポイント、小売業 ▲5.4 ポイント、サービス業 18.5 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 0.0 %、建設業 ▲20.0 %、小売業 ▲31.1 %、サ−ビス業 ▲32.6 %で、前期比でみると、製造業 ▲18.1 ポイント、建設業 18.8 ポイント、小売業 4.3 ポイント、サービス業 8.8 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 11.4 %、建設業 ▲8.4 %、小売業 ▲37.7 %、サ−ビス業 ▲27.6 %で、前期比でみると、製造業 ▲30.5 ポイント、建設業 22.2 ポイント、小売業 ▲14.8 ポイント、サービス業 12.7 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲4.7 %、建設業 ▲11.1 %、小売業 ▲20.0 %、サ−ビス業 ▲14.3 % で、前期比でみると、製造業 ▲18.7 ポイント、建設業 11.1 ポイント、小売業 ▲5.2 ポイント、サービス業 5.4 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、全般的に先行き不安を予想する企業が多い。
売上では、製造業 2.2 %、建設業 ▲48.6 %、小売業 ▲42.6 %、サービス業 ▲45.9 %となっている。

「設備投資」の10〜12月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲2.2 ポイント、建設業 8.3 ポイント、小売業 1.9 ポイント、サービス業 3.4 ポイントとなった。
また、 来期(1〜3月期)の設備投資の計画割合は、対10〜12月期での計画割合と比較して、製造業 ▲6.8 ポイント、建設業 0.0 ポイント、小売業 1.7 ポイント、サービス業 0.2 ポイントとなっている。