産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の1〜3月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 38.5 %、建設業 ▲36.1 %、小売業 ▲24.1 %、サ−ビス業 ▲34.6 %で、対4〜6月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲7.8 ポイント、建設業 2.2 ポイント、小売業 12.6 ポイント、サービス業 28.7 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 18.1 %、建設業 ▲38.8 %、小売業 ▲35.4 %、サ−ビス業▲41.4 %で、前期比でみると、製造業 8.4 ポイント、建設業 9.7 ポイント、小売業 ▲2.0 ポイント、サービス業 3.5 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 41.9 %、建設業 ▲30.6 %、小売業 ▲22.9 %、サ−ビス業▲40.3 %で、前期比でみると、製造業 11.9 ポイント、建設業 0.8 ポイント、小売業 7.1 ポイント、サービス業 1.5 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 14.0 %、建設業 ▲22.2 %、小売業 ▲14.8 %、サ−ビス業 ▲19.7 % で、前期比でみると、製造業 6.5 ポイント、建設業 0.6 ポイント、小売業 7.6ポイント、サービス業 7.0 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、全般的に先行き不安を予想する企業が多い。売上では、製造業 0.0 %、建設業 ▲36.1 %、小売業 ▲37.1 %、サービス業 ▲46.1 %となっている。

「設備投資」の7〜9月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 2.7 ポイント、建設業 ▲3.2 ポイント、小売業 1.2 ポイント、サービス業 ▲9.2 ポイントとなった。また、 来期(10〜12月期)の設備投資の計画割合は、対7〜9月期での計画割合と比較して、製造業 0.7 ポイント、建設業 ▲3.2 ポイント、小売業 ▲3.5 ポイント、サービス業 3.4 ポイントとなっている。