産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の1〜3月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 46.3 %、建設業 ▲38.3 %、小売業 ▲36.7 %、サ−ビス業 ▲63.3 %で、対1〜3月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 30.5 ポイント、建設業 ▲3.1 ポイント、小売業 23.7 ポイント、サービス業 ▲15.1 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 9.7 %、建設業 ▲48.5 %、小売業 ▲33.4 %、サ−ビス業 ▲44.9 %で、前期比でみると、製造業 1.6 ポイント、建設業 ▲10.7 ポイント、小売業 20.5 ポイント、サービス業 ▲4.5 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 30.0 %、建設業 ▲31.4 %、小売業 ▲30.0 %、サ−ビス業 ▲41.8 %で、前期比でみると、製造業 11.7 ポイント、建設業 1.0 ポイント、小売業 30.9 ポイント、サービス業 ▲7.2 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 7.5 %、建設業 ▲22.8 %、小売業 ▲22.4 %、サ−ビス業 ▲26.7 % で、前期比でみると、製造業 10.2 ポイント、建設業 1.5 ポイント、小売業 13.1 ポイント、サービス業 5.4 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、全般的に上向き傾向が見られるものの、製造業以外は依然として微増に留まり、先行き不安を予想する企業が多い。売上では、製造業 31.8 %、建設業 ▲26.5 %、小売業 ▲38.9 %、サービス業 ▲35.6 %となっている。

「設備投資」の4〜6月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 16.3 ポイント、建設業 6.2 ポイント、小売業 8.6 ポイント、サービス業 8.9 ポイントとなった。また、 来期(7〜9月期)の設備投資の計画割合は、対4〜6月期での計画割合と比較して、製造業 11.5 ポイント、建設業 14.3 ポイント、小売業 3.8 ポイント、サービス業 ▲3.7 ポイントとなっている。