産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の1〜3月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 15.8 %、建設業 ▲35.2 %、小売業 ▲60.4 %、サ−ビス業 ▲48.2 %で、対10〜12月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 87.6 ポイント、建設業 ▲7.3 ポイント、小売業 ▲15.0 ポイント、サービス業 1.3 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 8.1 %、建設業 ▲37.8 %、小売業 ▲53.9 %、サ−ビス業 ▲40.4 %で、前期比でみると、製造業 63.3 ポイント、建設業 ▲1.7 ポイント、小売業 ▲5.5 ポイント、サービス業 2.6 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 18.3 %、建設業 ▲32.4 %、小売業 ▲60.9 %、サ−ビス業 ▲34.6 %で、前期比でみると、製造業 74.8 ポイント、建設業 ▲10.2 ポイント、小売業 ▲15.6 ポイント、サービス業 1.9 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲2.7 %、建設業 ▲24.3 %、小売業 ▲35.5 %、サ−ビス業 ▲32.1 % で、前期比でみると、製造業 48.6 ポイント、建設業 ▲2.1 ポイント、小売業 ▲6.9 ポイント、サービス業 0.4 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、全般的に上向き傾向が見られるものの、製造業以外は依然として微増に留まり、先行き不安を予想する企業が多い。 売上では、製造業 31.5 %、建設業 ▲40.6 %、小売業 ▲52.3 %、サービス業 ▲43.6 %となっている。

「設備投資」の1〜3月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲2.3 ポイント、建設業 ▲5.8 ポイント、小売業 ▲6.3 ポイント、サービス業 0.3 ポイントとなった。 また、来期(4〜6月期)の設備投資の計画割合は、対1〜3月期での計画割合と比較して、製造業 2.8 ポイント、建設業 ▲5.6 ポイント、小売業 ▲1.6 ポイント、サービス業 0.3 ポイントとなっている。