産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の10〜12月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲71.8 %、建設業 ▲27.9 %、小売業 ▲45.4 %、サ−ビス業 ▲49.5 %で、対7〜9月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 10.3 ポイント、建設業 22.0 ポイント、小売業 11.0 ポイント、サービス業 4.1 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲55.2 %、建設業 ▲36.1 %、小売業 ▲48.4 %、サ−ビス業 ▲43.0 %で、前期比でみると、製造業 10.5 ポイント、建設業 12.6 ポイント、小売業 ▲0.7 ポイント、サービス業 6.4 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲56.5 %、建設業 ▲22.2 %、小売業 ▲45.3 %、サ−ビス業 ▲36.5 %で、前期比でみると、製造業 7.7 ポイント、建設業 17.2 ポイント、小売業 11.2 ポイント、サービス業 7.5 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲51.3 %、建設業 ▲22.2 %、小売業 ▲28.6 %、サ−ビス業 ▲32.5 % で、前期比でみると、製造業 ▲2.7 ポイント、建設業 14.6 ポイント、小売業 2.1 ポイント、サービス業 ▲3.1 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。売上では、製造業 ▲41.1 %、建設業 ▲55.6 %、小売業 ▲45.2 %、サービス業 ▲41.8 %となっている。

「設備投資」の10〜12月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲2.6 ポイント、建設業 ▲1.9 ポイント、小売業 ▲1.7 ポイント、サービス業 1.0 ポイントとなった。
 また、 来期(1〜3月期)の設備投資の計画割合は、対10〜12月期での計画割合と比較して、製造業 ▲2.6 ポイント、建設業 0.3 ポイント、小売業 1.5 ポイント、サービス業 ▲2.5 ポイントとなっている。