産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の7〜9月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲82.1 %、建設業 ▲49.9 %、小売業 ▲56.4 %、サ−ビス業 ▲53.6 %で、対4〜7月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 2.0 ポイント、建設業 5.4 ポイント、小売業 ▲2.6 ポイント、サービス業 ▲19.1 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲65.7 %、建設業 ▲48.7 %、小売業 ▲47.7 %、サ−ビス業 ▲49.4 %で、前期比でみると、製造業 3.7 ポイント、建設業 14.4 ポイント、小売業 0.8 ポイント、サービス業 ▲14.2 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲64.2 %、建設業 ▲39.4 %、小売業 ▲56.5 %、サ−ビス業 ▲44.0 %で、前期比でみると、製造業 9.5 ポイント、建設業 8.0 ポイント、小売業 ▲11.0 ポイント、サービス業 ▲9.9 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲48.6 %、建設業 ▲36.8 %、小売業 ▲30.7 %、サ−ビス業 ▲29.4 % で、前期比でみると、製造業 4.1 ポイント、建設業 15.8 ポイント、小売業 3.1 ポイント、サービス業 ▲3.8 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、7〜9月期より上向くものの、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。 売上では、製造業 ▲51.3 %、建設業 ▲47.4 %、小売業 ▲42.9 %、サービス業 ▲45.4 %となっている。

「設備投資」の7〜9月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 7.5 ポイント、建設業 ▲2.6 ポイント、小売業 ▲1.0 ポイント、サービス業 0.3 ポイントとなった。 また、 来期(10〜12月期)の設備投資の計画割合は、対7〜9月期での計画割合と比較して、製造業 5.0 ポイント、建設業 ▲5.2 ポイント、小売業 ▲2.8 ポイント、サービス業 2.6 ポイントとなっている。