産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の4〜6月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲84.1 %、建設業 ▲55.3 %、小売業 ▲53.8 %、サ−ビス業 ▲34.5 %で、対1〜3月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲27.0 ポイント、建設業 9.6 ポイント、小売業 7.6 ポイント、サービス業 28.8 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲69.4 %、建設業 ▲63.1 %、小売業 ▲48.5 %、サ−ビス業 ▲35.2 %で、前期比でみると、製造業 ▲2.7 ポイント、建設業 ▲0.9 ポイント、小売業 ▲11.7 ポイント、サービス業 25.8 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲73.7 %、建設業 ▲47.4 %、小売業 ▲45.5 %、サ−ビス業 ▲34.1 %で、前期比でみると、製造業 ▲13.7 ポイント、建設業 17.5 ポイント、小売業 6.2 ポイント、サービス業 25.9 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲52.7 %、建設業 ▲52.6 %、小売業 ▲33.8 %、サ−ビス業 ▲25.6 % で、前期比でみると、製造業 ▲7.0 ポイント、建設業 ▲1.2 ポイント、小売業 1.3 ポイント、サービス業 21.1 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲76.4 %、建設業 ▲55.3 %、小売業 ▲47.1 %、サービス業 ▲51.8 %となっている。

「設備投資」の4〜6月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲3.5 ポイント、建設業 7.6 ポイント、小売業 8.6 ポイント、サービス業 ▲0.8 ポイントとなった。
また、 来期(7〜9月期)の設備投資の計画割合は、対4〜6月期での計画割合と比較して、製造業 ▲6.1 ポイント、建設業 2.4 ポイント、小売業 2.1 ポイント、サービス業 2.9 ポイントとなっている。