産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の1〜3月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである

「売上額」のDIは、製造業 ▲57.1 %、建設業 ▲64.9 %、小売業 ▲61.4 %、サ−ビス業 ▲63.3 %で、対10〜12月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲15.1 ポイント、建設業 ▲9.3 ポイント、小売業 ▲17.0 ポイント、サービス業 ▲13.8 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲66.7 %、建設業 ▲62.2 %、小売業 ▲36.8 %、サ−ビス業 ▲61.0 %で、前期比でみると、製造業 ▲23.4 ポイント、建設業 1.6 ポイント、小売業 13.9 ポイント、サービス業 ▲1.5 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲60.0 %、建設業 ▲64.9 %、小売業 ▲51.7 %、サ−ビス業 ▲60.0 %で、前期比でみると、製造業 ▲12.6 ポイント、建設業 ▲6.6 ポイント、小売業 ▲1.6 ポイント、サービス業 ▲10.6 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲45.7 %、建設業 ▲51.4 %、小売業 ▲35.1 %、サ−ビス業 ▲46.7 % で、前期比でみると、製造業 ▲8.9 ポイント、建設業 ▲9.7 ポイント、小売業 ▲10.9 ポイント、サービス業 ▲5.0 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲64.7 %、建設業 ▲46.0 %、小売業 ▲61.3 %、サービス業 ▲63.0 %となっている。

「設備投資」の1〜3月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲4.4 ポイント、建設業 ▲0.3 ポイント、小売業 ▲4.4 ポイント、サービス業 ▲4.3 ポイントとなった。
また、 来期(4〜6月期)の設備投資の計画割合は、対1〜3月期での計画割合と比較して、製造業 0.9 ポイント、建設業 2.5 ポイント、小売業 ▲0.9 ポイント、サービス業 0.2 ポイントとなっている。