産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の10〜12月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲42.0 %、建設業 ▲55.6 %、小売業 ▲44.4 %、サ−ビス業 ▲49.5 %で、対7〜9月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲5.8 ポイント、建設業 ▲12.8 ポイント、小売業 ▲22.8 ポイント、サービス業 ▲12.3 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲43.3 %、建設業 ▲63.8 %、小売業 ▲50.7 %、サ−ビス業 ▲59.5 %で、前期比でみると、製造業 9.6 ポイント、建設業 1.8 ポイント、小売業 ▲16.3 ポイント、サービス業 ▲6.6 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲47.4 %、建設業 ▲58.3 %、小売業 ▲50.1 %、サ−ビス業 ▲49.4 %で、前期比でみると、製造業 ▲2.9 ポイント、建設業 ▲14.1 ポイント、小売業 ▲11.1 ポイント、サービス業 ▲5.4 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲36.8 %、建設業 ▲41.7 %、小売業 ▲24.2 %、サ−ビス業 ▲41.7 % で、前期比でみると、製造業 ▲9.1 ポイント、建設業 ▲6.4 ポイント、小売業 ▲5.2 ポイント、サービス業 ▲14.0 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲55.3 %、建設業 ▲63.9 %、小売業 ▲50.9 %、サービス業 ▲55.2 %となっている。

「設備投資」の10〜12月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 1.9 ポイント、建設業 5.4 ポイント、小売業 ▲1.9 ポイント、サービス業 7.2 ポイントとなった。
また、 来期(1〜3月期)の設備投資の計画割合は、対10〜12月期での計画割合と比較して、製造業 2.2 ポイント、建設業 ▲0.1 ポイント、小売業 3.0 ポイント、サービス業 ▲3.4 ポイントとなっている。