産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の7〜9月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲36.2 %、建設業 ▲42.8 %、小売業 ▲21.6 %、サ−ビス業 ▲37.2 %で、対4〜6月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲25.3 ポイント、建設業 7.1 ポイント、小売業 11.7 ポイント、サービス業 ▲7.0 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲52.9 %、建設業 ▲65.6 %、小売業 ▲34.4 %、サ−ビス業 ▲52.9 %で、前期比でみると、製造業 ▲27.2 ポイント、建設業 0.3 ポイント、小売業 12.4 ポイント、サービス業 4.0 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲44.5 %、建設業 ▲44.2 %、小売業 ▲39.0 %、サ−ビス業 ▲44.0 %で、前期比でみると、製造業 ▲13.0 ポイント、建設業 1.7 ポイント、小売業 5.3 ポイント、サービス業 7.7 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲27.7 %、建設業 ▲35.3 %、小売業 ▲19.0 %、サ−ビス業 ▲27.7 % で、前期比でみると、製造業 ▲11.5 ポイント、建設業 ▲9.0 ポイント、小売業 13.3 ポイント、サービス業 4.8 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲36.0 %、建設業 ▲62.8 %、小売業 ▲34.4 %、サービス業 ▲54.3 %となっている。

「設備投資」の7〜9月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲2.3 ポイント、建設業 ▲10.1 ポイント、小売業 ▲1.3 ポイント、サービス業 ▲4.5 ポイントとなった
また、 来期(10〜12月期)の設備投資の計画割合は、対7〜9月期での計画割合と比較して、製造業 ▲13.3 ポイント、建設業 3.1 ポイント、小売業 ▲1.4 ポイント、サービス業 3.6 ポイントとなっている。