産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の4〜6月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲10.9 %、建設業 ▲49.9 %、小売業 ▲33.3 %、サ−ビス業 ▲30.2 %で、対1〜3月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲19.2 ポイント、建設業 ▲8.2 ポイント、小売業 12.1 ポイント、サービス業 ▲0.2 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲25.7 %、建設業 ▲65.9 %、小売業 ▲46.8 %、サ−ビス業 ▲56.9 %で、前期比でみると、製造業 ▲11.5 ポイント、建設業 ▲10.3 ポイント、小売業 3.1 ポイント、サービス業 ▲9.2 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲31.5 %、建設業 ▲45.9 %、小売業 ▲44.3 %、サ−ビス業 ▲51.7 %で、前期比でみると、製造業 ▲42.9 ポイント、建設業 ▲1.5 ポイント、小売業 5.8 ポイント、サービス業 ▲16.8 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲16.2 %、建設業 ▲26.3 %、小売業 ▲32.3 %、サ−ビス業 ▲32.5 % で、前期比でみると、製造業 ▲13.5 ポイント、建設業 6.0 ポイント、小売業 ▲2.6 ポイント、サービス業 ▲0.4 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲24.4 %、建設業 ▲48.7 %、小売業 ▲33.4 %、サービス業 ▲41.8 %となっている。

「設備投資」の4〜6月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲17.1 ポイント、建設業 ▲3.6 ポイント、小売業 3.3 ポイント、サービス業 2.3 ポイントとなった。
また、 来期(7〜9月期)の設備投資の計画割合は、対4〜6月期での計画割合と比較して、製造業 ▲3.4 ポイント、建設業 ▲5.7 ポイント、小売業 ▲3.1 ポイント、サービス業 ▲11.5 ポイントとなっている。