産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の1〜3月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 8.3 %、建設業 ▲41.7 %、小売業 ▲45.4 %、サ−ビス業 ▲30.0 %で、対10〜12月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 19.3 ポイント、建設業 ▲4.5 ポイント、小売業 ▲25.3 ポイント、サービス業 0.3 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲14.2 %、建設業 ▲55.6 %、小売業 ▲49.9 %、サ−ビス業 ▲47.7 %で、前期比でみると、製造業 ▲3.1 ポイント、建設業 0.4 ポイント、小売業 ▲24.1 ポイント、サービス業 ▲3.3 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 11.4 %、建設業 ▲44.4 %、小売業 ▲50.1 %、サ−ビス業 ▲34.9 %で、前期比でみると、製造業 19.7 ポイント、建設業 ▲6.1 ポイント、小売業 ▲30.7 ポイント、サービス業 3.3 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲2.7 %、建設業 ▲32.3 %、小売業 ▲29.7 %、サ−ビス業 ▲32.1 % で、前期比でみると、製造業 0.1 ポイント、建設業 ▲3.8 ポイント、小売業 ▲10.9 ポイント、サービス業 ▲10.5 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲5.6 %、建設業 ▲51.5 %、小売業 ▲50.0 %、サービス業 ▲27.6 %となっている。

「設備投資」の1〜3月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 8.3 ポイント、建設業 10.8 ポイント、小売業 ▲4.3 ポイント、サービス業 ▲7.5 ポイントとなった。
また、 来期(4〜6月期)の設備投資の計画割合は、対1〜3月期での計画割合と比較して、製造業 ▲8.3 ポイント、建設業 ▲3.1 ポイント、小売業 1.8 ポイント、サービス業 10.6 ポイントとなっている。