産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の10〜12月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲11.0 %、建設業 ▲37.2 %、小売業 ▲20.1 %、サ−ビス業 ▲30.3 %で、対7〜9月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 2.5 ポイント、建設業 ▲13.6 ポイント、小売業 16.3 ポイント、サービス業 8.0 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲11.1 %、建設業 ▲56.0 %、小売業 ▲25.8 %、サ−ビス業 ▲44.4 %で、前期比でみると、製造業 8.4 ポイント、建設業 ▲11.3 ポイント、小売業 2.5 ポイント、サービス業 ▲3.9 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲8.3 %、建設業 ▲38.3 %、小売業 ▲19.4 %、サ−ビス業 ▲38.2 %で、前期比でみると、製造業 7.9 ポイント、建設業 ▲16.1 ポイント、小売業 7.8 ポイント、サービス業 ▲9.8 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲2.8 %、建設業 ▲28.5 %、小売業 ▲18.8 %、サ−ビス業 ▲21.6 % で、前期比でみると、製造業 5.3 ポイント、建設業 ▲12.7 ポイント、小売業 ▲0.4 ポイント、サービス業 0.3 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。売上では、製造業 ▲5.6 %、建設業 ▲31.4 %、小売業 ▲25.8 %、サービス業 ▲29.2 %となっている。

「設備投資」の10〜12月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 8.8 ポイント、建設業 ▲1.9 ポイント、小売業 4.6 ポイント、サービス業 1.5 ポイントとなった。
また、 来期(1〜3月期)の設備投資の計画割合は、対10〜12月期での計画割合と比較して、製造業 9.0 ポイント、建設業 ▲1.8 ポイント、小売業 ▲2.8 ポイント、サービス業 ▲13.9 ポイントとなっている。