産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の7〜9月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲13.5 %、建設業 ▲23.6 %、小売業 ▲36.4 %、サ−ビ ス業 ▲38.3 %で、対4〜6月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲19.0 ポイント、建設業 ▲7.3 ポイント、小売業 ▲7.6 ポイント、サービス業 ▲0.3 ポイントとなり、全業種悪化した。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲19.5 %、建設業 ▲44.7 %、小売業 ▲28.3 %、サ−ビス業 ▲40.5 %で、前期比でみると、製造業 ▲28.1 ポイント、建設業 4.0 ポイント、小売業 ▲3.7 ポイント、サービス業 ▲4.5 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲16.2 %、建設業 ▲22.2 %、小売業 ▲27.2 %、サ−ビス業 ▲28.4 %で、前期比でみると、製造業 ▲19.0 ポイント、建設業 10.2 ポイント、小売業0.9 ポイント、サービス業 ▲1.9 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲8.1 %、建設業 ▲15.8 %、小売業 ▲18.4 %、サ−ビス業 ▲21.9 % で、前期比でみると、製造業 ▲16.5 ポイント、建設業 11.2 ポイント、小売業▲0.3 ポイント、サービス業 ▲0.2 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。売上では、製造業 ▲16.2 %、建設業 ▲31.5 %、小売業 ▲32.8 %、サービス業 ▲30.0 %となっている。

「設備投資」の7〜9月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲10.8 ポイント、建設業▲3.0 ポイント、小売業 ▲7.7 ポイント、サービス業 0.0 ポイントとなった。 また、 来期(10〜12月期)の設備投資の計画割合は、対7〜9月期での計画割合と比較して、製造業 ▲2.7 ポイント、建設業 ▲3.0 ポイント、小売業 2.8 ポイント、サービス業 4.5 ポイントとなっている。