産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の10〜12月期月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 1.7 %、建設業 ▲33.3 %、小売業 ▲25.6 %、サ−ビス業 ▲19.3 %で、対7〜9月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 1.7 ポイント、建 設業 ▲22.8 ポイント、小売業 17.1 ポイント、サービス業 6.2 ポイントとなり、建設業を除いて、 他業種は改善された。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲8.9 %、建設業 ▲32.4 %、小売業 ▲33.7 %、サ−ビス 業 ▲28.8 %で、前期比でみると、製造業 8.7ポイント、建設業 ▲6.1 ポイント、小売業 ▲ 4.8ポイント、サービス業 ▲5.2 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲3.6 %、建設業 ▲24.3 %、小売業 ▲28.9 %、サ−ビス 業 ▲21.2 %で、前期比でみると、製造業 1.6ポイント、建設業 ▲13.8 ポイント、小売業 ▲ 2.3 ポイント、サービス業 ▲8.5 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲14.3 %、建設業 ▲13.5 %、小売業 ▲22.9 %、サ− ビス業 ▲12.0 % で、前期比でみると、製造業 ▲14.3 ポイント、建設業 7.5ポイント、小売 業 ▲8.4ポイント、サービス業 3.1 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・ 悪化を予想する企業が多い。
売上では、製造業 0.0 %、建設業 ▲8.4 %、小売業 ▲17.1 %、サービス業 ▲ 21.5 %となっている。

「設備投資」の10〜12月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 2.2 ポイント、建設業 8.4 ポイント、小売業 2.4 ポイント、サービス業 0.8 ポイントとなり、全業種増えた。
また、 来期(1〜3月期)の設備投資の計画割合は、対10〜12月期での計画割合と比較し て、製造業 ▲4.7 ポイント、建設業 ▲5.0 ポイント、小売業 1.2 ポイント、サービス業 ▲1.2 ポイントとなっている。