産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の4〜6月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲10.2 %、建設業 2.6 %、小売業 ▲24.0 %、サ−ビス業 ▲30.3 %で、対1〜3月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 6.4 ポイント、建設業 14.4 ポイント、小売業 2.9 ポイント、サービス業 7.0 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲25.4 %、建設業 ▲25.6 %、小売業 ▲31.3 %、サ−ビス業 ▲23.2 %で、前期比でみると、製造業 3.0 ポイント、建設業 ▲2.0 ポイント、小売業 9.2 ポイント、サービス業 18.0 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移
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「業 況」のDIは、製造業 ▲18.7 %、建設業 ▲7.7 %、小売業 ▲24.4 %、サ−ビス業 ▲20.2 %で、前期比でみると、製造業 1.3 ポイント、建設業 12.9 ポイント、小売業 11.6 ポイント、サービス業 25.2 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲5.2 %、建設業 ▲15.4 %、小売業 ▲17.1 %、サ−ビス業 ▲20.0 % で、前期比でみると、製造業 9.8 ポイント、建設業 ▲3.7 ポイント、小売業 4.7 ポイント、サービス業 11.3 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲6.8 %、建設業 ▲10.3 %、小売業 ▲8.4 %、サービス業 ▲18.2 %となっている。

「設備投資」の4〜6月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 4.1 ポイント、建設業 ▲1.9 ポイント、小売業 3.9 ポイント、サービス業 7.8 ポイントとなった。
また、 来期(7〜9月期)の設備投資の計画割合は、対4〜6月期での計画割合と比較して、製造業 12.6 ポイント、建設業 0.7 ポイント、小売業 6.3 ポイント、サービス業 0.6 ポイントとなっている。