産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の1〜3月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲16.6 %、建設業 ▲11.8 %、小売業 ▲26.9 %、サ−ビス業 ▲37.3 %で、対10〜12月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 ▲13.3 ポイント、建設業 6.4 ポイント、小売業 11.6 ポイント、サービス業 9.7 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲28.4 %、建設業 ▲23.6 %、小売業 ▲40.5 %、サ−ビス業 ▲41.2 %で、前期比でみると、製造業 ▲15.1 ポイント、建設業 ▲11.5 ポイント、小売業 ▲9.8 ポイント、サービス業 4.8 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲20.0 %、建設業 ▲20.6 %、小売業 ▲36.0 %、サ−ビス業 ▲45.2 %で、前期比でみると、製造業 ▲8.3 ポイント、建設業 ▲2.4 ポイント、小売業 ▲0.4 ポイント、サービス業 0.8 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲15.0 %、建設業 ▲11.7 %、小売業 ▲21.8 %、サ−ビス業 ▲31.3 % で、前期比でみると、製造業 ▲11.7 ポイント、建設業 6.4 ポイント、小売業 ▲9.2 ポイント、サービス業 ▲9.3 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲1.7 %、建設業 ▲23.6 %、小売業 ▲18.0 %、サービス業 ▲31.4 %となっている。

「設備投資」の1〜3月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 8.3 ポイント、建設業 ▲0.5 ポイント、小売業 ▲6.9 ポイント、サービス業 ▲2.5 ポイントとなった。
また、 来期(4〜6月期)の設備投資の計画割合は、対1〜3月期での計画割合と比較して、製造業 0.0 ポイント、建設業 ▲0.5 ポイント、小売業 ▲2.3 ポイント、サービス業 5.5 ポイントとなっている。