産業全体の景気概要

 長野県商工会地域の10〜12月期の景況を前年同期比のDI(増加企業割合から減少企業割合を引いたもの)でみると、次のとおりである。

「売上額」のDIは、製造業 ▲3.3 %、建設業 ▲18.2 %、小売業 ▲38.5 %、サ−ビス業 ▲47.0 %で、対7〜9月期(以下前期比という)のDIと比較して、製造業 3.4 ポイント、建設業 ▲3.4 ポイント、小売業 ▲0.6 ポイント、サービス業 ▲13.0 ポイントとなった。

【グラフ1】売上(完成工事)額の推移、前年同期比
【グラフ1】売上(完成工事)額の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「採 算」のDIは、製造業 ▲13.3 %、建設業 ▲12.1 %、小売業 ▲30.7 %、サ−ビス業 ▲46.0 %で、前期比でみると、製造業 21.2 ポイント、建設業 17.3 ポイント、小売業 ▲5.2 ポイント、サービス業 ▲14.6 ポイントとなった。

【グラフ2】採算の推移、前年同期比
【グラフ2】採算の推移(クリックすると拡大版が別ウィンドウで開きます)

「業 況」のDIは、製造業 ▲11.7 %、建設業 ▲18.2 %、小売業 ▲35.6 %、サ−ビス業 ▲46.0 %で、前期比でみると、製造業 1.4 ポイント、建設業 2.4 ポイント、小売業 ▲7.9 ポイント、サービス業 ▲22.0 ポイントとなった。

「資金繰り」のDIは、製造業 ▲3.3 %、建設業 ▲18.1 %、小売業 ▲12.6 %、サ−ビス業 ▲22.0 % で、前期比でみると、製造業 14.7 ポイント、建設業 2.5 ポイント、小売業 9.0 ポイント、サービス業 ▲2.0 ポイントとなった。

「来期の見通し」のDIは、依然、売上・採算・業況・資金繰りすべてにおいて、減少・悪化を予想する企業が多い。
売上では、製造業 ▲6.7 %、建設業 ▲21.2 %、小売業 ▲23.9 %、サービス業 ▲36.0 %となっている。

「設備投資」の10〜12月期の実施状況は、前期比でみると、製造業 ▲3.1 ポイント、建設業 ▲2.4 ポイント、小売業 1.4 ポイント、サービス業 4.5 ポイントとなった。
また、 来期(1〜3月期)の設備投資の計画割合は、対10〜12月期での計画割合と比較して、製造業 ▲8.0 ポイント、建設業 ▲2.4 ポイント、小売業 ▲1.0 ポイント、サービス業 ▲3.6 ポイントとなっている。