10_販路の開拓と事業の承継問題について[平成28年度]

販路の開拓と事業の承継問題について [平成28年度]

支援テーマ

販路の開拓と事業の承継問題について

支援者

商工会名 長野市商工会
担当主任経営支援員名 久保 博美

専門家

専門家名 桑原 仁
主な保有資格 中小企業診断士
主な専門分野 経営診断、創業支援、農商工連携支援

企業概要

企業名 有限会社 RAVISH
業種 サービス業
資本金 300万円
従業員数 1名

事業概要

創業(設立年月日) 平成18年4月
住所 長野県長野市中御所五丁目13番3号
事業内容 酸素岩盤浴、整体、エステ、加圧トレーニング

支援の概要

【企業概要と支援の経緯】

 女性経営者である加村氏はスポーツインストラクターの経験から「健康と美」に興味を持ち、酸素岩盤浴を主体に平成18年4月開業した。酸素岩盤浴のほか、整体、エステ、加圧トレーニング、巻き爪補正等のメニューがあり、専門スタッフ(外注扱い)の指導によりワンストップで各種のサービスを提供している。「安全で安心、健康で美しく」を経営理念に、30代から70代までの女性をターゲットとしている。
 開業10年に及ぶが、知名度の低さから低迷が続き、経営体質の改善の必要性を感じ、商工会に支援を求めてきた。その結果、27年度持続化補助金の導入により、看板の設置、ホームページのリニューアル、トイレ改修等の提案を行い、顧客の増加、売上増加等一定の成果が見られた。しかしながら、更なる段階への成長を求め、再び支援の要請があった。

 

【経営課題】

 ●新規顧客の低い定着率。(リピーター率向上の課題)

 ●主体事業である酸素岩盤浴の未だ低い認知度。(PR不足)

 ●各部門どうし横のつながりがなく、相乗効果として売上に結びつかない。

 ●後継者育成の問題。(若手経営者としての教育)

 

【支援方法】

 経営診断のエキスパートである中小企業診断士の桑原仁氏の支援を受ける。 
 加村氏及び娘のかれん氏(従業員)を交え、今までの支援の結果を検証しながら課題を明確にした。その結果、経営資源の絞り込み(酸素岩盤浴、整体、エステ、加圧トレーニング)が行われ、利益率向上のため今後どのような営業力の強化が必要かを支援した。

 

【支援成果(方針)】

 ●収益性、定着性等を鑑み顧客の差別化を図る。(顧客のランク分け)

 ●かれん氏が担当する加圧トレーニングを今後の成長分野に位置づけ、更に新たなサービスとしてトレーニングに必要となるグッズ等を販売 (販売促進)するなど、付加価値による利益向上を支援。

 ●顧客の満足度及び定着率を高めるため、スタッフには各部門間において提案営業のできる健康コンサルタントとしての自覚を促す。

 ●販売促進ツール(ホームページ等)の改善を図り、事業内容等をより分かりやすいものにする。

 ●後継者教育の機会を積極的に設ける。(商工会主催のセミナー、交流会等への参加を通じ、知識の習得や人脈づくりを図る)

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 【待合ロビー】

 

 
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  【加圧トレーニングルーム】

 

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 【エステルーム】

 

支援を受けた企業(事業者)の声

 起業して商工会に加入したものの、その組織内容も熟知せずに自分の経営感覚で歩んで参りました。なぜ、早く商工会へ支援をお願いしなかったのかと大変悔やまれます。
 これからの厳しい社会において、どのように事業を継続していくのか?
小さな会社にとって支援していただくことで会社を進化、成長させることができます。今回の販路開拓や事業承継でご指導いただき、また持続化補助金事業の申請や金融支援の相談等でもご支援いただいたおかげで、様々な角度から経営を見直すことができました。商工会は零細事業者の私には大変心強い味方になっていただける存在です。今後も商工会の方々のご支援をいただきながら息の長い経営をして参りたいと思っています。

フォローアップ

 定期的な巡回により経営状況を把握し、改善のための支援を行っていく。
 加村氏及びかれん氏にとって今後の事業展開のためには人脈づくりが重要であり、セミナー等開催も含め情報の提供に努めたい。また、必要に応じ上席等専門家の支援も提案していきたい。